「孫はいいよね~」と近所の同棲代の人から良く言われます。孫のかわいさは、子供以上だと聞いていましたが、本当にその通りです。わたしは、3人の子供を育てました。長女は海外在住、次女は仕事が忙しいため、直接会って話すのは2年に1回程度です。電話やスマートフォンのカメラを通しては話をしますが、直接会える自立した子供はご近所さんを見ても少ないように感じます。しかし、長男は「自分の好きなように人生を送っていい」といったけれども今は公務員になって土日になると、実家に遊びに来てくれます。
よく孫2人を連れて遊びに来てくれる長男
長男は現在32歳、2児の父親です。大学生の時に付き合っていた彼女とそのままゴールして、今は地方公務員として働いています。話を聞くと公務員も大変なようで、金銭的には安定しているけれども、「残業」という概念がないため、長時間労働が当たり前のようです。月の終わりになると、徹夜の仕事も続くそうです。わたし的に公務員は定時に帰宅できるイメージを持っていましたが、そうした部署は少ないと息子から聞いています。また、公務員は地域住民全体の奉仕者として公共の利益に尽くさねばなりません。そのため、法律に沿った手順をふまなければならず、民間のようにはフレキシブルに仕事ができないのです。住民からはもっと柔軟に仕事をしろと言われる一方、上司はあまり積極的に仕事に口を出してこないそうです。上司に悩みを話すと、「そこまで深く考える必要はない!」と言われるそうです。長男は子供も養わないといけないし、今の時代公務員以外条件のいい職場はないといっていますが、その一方孫のために、最低限独立するまでは、公務員として働いてほしいと願っています。
長男が私たち夫婦の近くに住む理由
「自分の人生だから好きに生きていい」と夫は長男にいったそうです。それでも長男が私たち夫婦の近くに住む理由は、「ここまで育ててくれた恩を返さないといけないし、長男は結局そういう運命だからこれでいいのだ」と答えてくれました。「長男には長男の役目がある」と言い切ってくれた子供に対し、自分で育てておきながら、かなり感動してしまいました。孫も今年で、もう5歳です。あと1年したら小学生になります。小学生になったら、学校があるので、遊びに来る頻度は今より落ちるかもしれませんが、孫と長男に恵まれた私たち夫婦は、なんと幸せなのだろうと思う日々です。この平和な日々が永遠に続くことを願わずにはいられません。