ウォーキングはシューズさえあればすぐに始められます。シニアの型でも無理なく始められるスポーツです。しかし、歩くだけでも正しい方法を知らなければ、膝や腰にトラブルを引き起こします。効果的なウォーキングや正しいウォーキングの姿勢はどのようにしたらよいのでしょうか。効果的なウォーキング、正しい歩き方、ウォーキングシューズに絞って解説してみました。
ウォーキングの効果
ウォーキングを習慣化すると体にとってさまざまなよい効果をもたらします。ウォーキングをすると血圧を下げる物質タウリンやプロスタングラディンEが増加し高血圧を改善したり、心疾患のリスクを低下させたりする効果があります。心肺機能が強化されるためです。さらにシニアに多い骨粗症などをウォーキングは改善します。ウォーキングすることで、適度な刺激を受けた体が骨の成分であるカルシウムを吸収しやすくなるからです。太陽を浴びるのもカルシウムの吸収を助けるビタミンDを体内で造ります。このほかウォーキングには肥満の解消、脂質異常症・動脈硬化の改善、肝機能の改善、糖尿病の改善、腰痛の改善、リラックス効果、社交性の向上効果があります。
正しい歩き方
ウォーキングの正しい姿勢は、横から見たときに、耳から腰をとおってくるぶしまでのラインが一直線になっていることが重要です。一人で確認しづらいときは壁を使いましょう。壁に後頭部、肩甲骨、お尻、かかとをつけます。そのまま壁に立ち、腰と壁の隙間に手を入れ、手のひらが出入りできれば正しい姿勢といえます。ウォーキングするときはその感覚を体に感じながら、方、膝、つま先、左右の腰にある骨(大転子)をまっすぐ同じ向きにそろえます。視線をあげて、見るのは数メートル先を見ます。その時におへそがうつむき加減になっていないか確認しましょう。うつむきかげんになっていたら水平に起こすだけでOKです。
お気に入りのウォーキングシューズで歩くのが楽しい
正しい姿勢でウォーキングするのも大切ですが、ウォーキングシューズにもこだわりたいところ。近くの店舗や通信販売で自分のお気に入りの靴を見つけましょう。機能性なら日本製のウォーキングシューズを、おしゃれに足元を演出したいなら、ヨーロッパのメーカを選ぶといいでしょう。また、膝が弱い人は、反発性のあるシューズを選びます。また、ウォーキングをしていて靴のショックアブソーバーがペタンコになってきたら靴を交換しましょう。さまざまな靴を試していくうちにお気に入りのシューズに出会うはずです。