シニアボランティアの特徴は?
シニアボランティアとは、子育てを終えて、退職してからボランティアを行うシニアのことです。
社会や家庭で得た豊富な知識と経験を活かし、さまざまな活動に無償で参加します。
シニアボランティアの種類は、自治体主導の「地域コミュニティ運営ボランティア」や「非営利団体運営のボランティア」などがあります。
地域によって詳細は異なりますが、たとえば児童施設や高齢者施設でのボランティア、地域の祭りやイベントの手伝い、社会・教育施設でのガイドボランティア、あるいは道路清掃や花壇の手入れ、防犯パトロールなどボランティアの内容はさまざまです。
保護犬や保護猫の世話、障害を持つ方のお手伝いなどを行うこともあります。
災害時に現地においては、災害ボランティア活動が立ち上がります。
登録すると、炊き出しの手伝いやがれきの撤去作業、被災した方たちの話を聞き心のケアを行うなどの仕事を、持っている経験やスキルに合わせて割り振られます。
国境を飛び越えて海外で活躍する海外ボランティアもあり、たとえば独立法人国際協力機構JICAでは、貧しい国々などでのボランティア支援を行っています。
シニアボランティアに参加するメリット
人の役に立てるという満足感、生きがいや充足感が得られますし、人に喜んでもらえる、誰かのためになることを行うことで自己肯定感や自尊心が高まります。
さらにボランティア活動で体力や思考力を使うので、心身の健康維持につながります。
ボランティアを通して交友関係が広がり新しい友人、知人ができますし、そういった仕事や子供以外のことで繋がる友人は第二の人生を豊かにしてくれるでしょう。
適度な交友関係は、幸せ度の向上にもつながります。
ボランティアには基本的に報酬はありませんが、自治体のボランティアなどに参加すると、自治会で使えるポイントや手当がもらえることもあります。
このようにボランティアに参加することにはたくさんのメリットがあるのです。
参加方法は?
自治体のボランティアに参加したい場合は、お住いの自治体の福祉協議会に問い合わせできます。
また、市役所や図書館の掲示板、自治体のホームページで探すことができるかもしれません。
災害時ボランティアや海外ボランティアに参加を希望しているならば、インターネットで検索すれば必要な情報を得ることができます。
被災地は混乱しているので、自己判断で勝手に行かずに、必ずボランティア団体に申し込みして要請を受けてから行きましょう。
JICAの海外シニアボランティアには69歳まで参加でき、JICAのホームページ上で求められている職種が紹介されています。
求められているのは、都市計画、看護師、自動車整備などの職種で、JICAのサイトから申し込みできます。