定年後も、社会とのかかわりをもって積極的に地域の活性化に貢献したい人も少なくないはずです。わたしの夫も定年後に前職の仕事となじみ深い資格を取得しようとしています。人生100年の時代で、定年後に活かせる資格を調べてみました。
定年退職後に活かせる資格
定年退職後は、年基金生活に入る人がほとんどだと思います。ですが、医療が高度化して、これまで不治の病と言われた病気も治るようになってきました。そのため寿命がさらに延びると予測されています。人生が長くなるということは、生活するコストもかかります。少しでも条件のいい職に就くには、資格が必要なケースが少なくありません。どのような資格がシニアに人気があるのでしょうか。男性は、ビジネスに使える簿記資格が人気です。簿記2、3級資格を取得すると、中小企業や店舗の経理ができるようになります。さらに簿記1級を取得すると経営分析やコンサルティングに活用できます。簿記資格を取得して、経験豊富なシニアならではの視点で会社の経営をバックアップしてみるのもいいかもしれません。また、ほかにもさまざまな仕事に活かせる資格があります。
- マンション管理士・管理業務主任者
- ボイラー技士
- フィナンシャルプランナー
趣味の幅を広げるための資格
定年退職後は時間的に余裕ができます。そのため、趣味の幅を広げるために資格を取得するのもいいでしょう。趣味の資格として人気があるのは、食生活アドバイザーです。食生活アドバイザーは、日々の糧となる食生活全般のアドバイスや提案をするスペシャリストです。健康で楽しい人生を送るには、食事を改善するといいと聞きます。家族の食生活アドバイスなどのほか、医療・介護・福祉施設で栄養を考慮した食事のプラン提供もできます。食生活アドバイザーは、趣味と実益を兼ねた資格です。
高齢化に向けた資格も気になっている
資格を取得するなら、現在の日本にマッチした資格も取得したいところ。日本の問題は少子高齢化です。シニアが増えてジュニアが減る社会では、介護関連の資格の取得をしておくと社会貢献ができるでしょう。介護関連の資格は介護ヘルパー、介護福祉士、ケアマネージャー、介護事務、認知症介助士、介護予防保険アドバイザーなどがあります。この中でも、現場で活躍する介護ヘルパーの資格を取得しておくと、就職に有利になります。また、就職だけでなく家族や親族の介護にも役立ちます。暮らしの中で役立つ資格として取得してみてはいかがでしょうか。